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  飛んだ発想が嬉しい古賀新一の「変身妻」

                                          2011年 9月10日11:29


     


  
    ログ

 ・発想嬉しい古賀新一の変身妻
 ・紳助引退劇ネタで強請られて
 ・小林旭の「赤い夕陽の渡り鳥」
 ・紳助をあぶりだした渡辺二郎
 ・女子大生モデル殺害の丹羽雄治
 ・盆・連日4千人超ねぶたの家
 ぴあ最終号は、イラスト祭り
 ・猪木にマジ切れ・泉谷しげる
 ・犯人ホステス高間美花の愛憎
 ・演技に涙が出たスーパーエイト
         
 ・モノクロ映画を見たくて・情婦
 ・忘れられないトラウマ映画
 特殊能力の戦い「X-MEN」は
 トヨトミ万城目学の創作の原点
 美人整体師と友人の共謀殺人
 キック・アス対マチェーテは
 ・ブルース・リーと連続殺人犯
 ・小林カウ・モデルの天国の駅
 ・協力の依頼・板橋資産家事件
 ・心理映画・ブラック・スワン
         
 ・貧乏クジを引いた綾瀬はるか
 ・米国の小学校で食堂にカメラ
 ・エネルギー推進で孫が菅激励
 ・未解決犯罪の「瞳の奥の秘密」
 ・元キャンディーズの田中好子死去
 ・海外で避難ハワイ23日6万円
 ・中国・塩や醤油買い占め騒動
 ・大震災・耳にタコACのCM
 ・井の頭公園バラバラ殺人事件
 ・松浦亜弥トラック野郎で主演


     

  


 
古賀新一

 こんにちわ。サメです。
 古本屋に行ったら、昔、読んだ漫画でなつかしい名前をみつけたので、買って
 みた。心に残った奇妙な短編があったので、今回はその紹介を。

 「うへーっまたしつこい料理」
 と、生まれつき胃弱な、ダンナが嘆く。
 「おいしそうでしょ 脂がたっぷりのってるわよ」
 マイペースな奥さんは、食事をテーブルに並べていく。

 無理してその用意してくれた食事を食べた、ダンナは「ゲホッ」と、口を押さえ
 て調子の悪さにうなだれる。
 そんな事は気にもせず、食事を続ける妻。

 ダンナは、妻をみて心のなかでつぶやく。
 『だが、妻の胃は健康そのもので大食漢ときている。 四六時中おれのそば
 でブタのごとくよく食べる。 これは、おれにとってどれほど辛いことか』

 食べ終えた妻は、「フー」と腹を押さえ
 「ああ 眠くなってきたあなた、あと片づけ頼むわ」ダンナは驚き、
 「ちょっと待てよ たまにはおれに楽させてくれよ」
 「だったら高給取りになるのね。 わたしもっと食べたいものたくさんあるのに
 がまんしているんだから」
 奥さんは冷たくダンナの言葉をはねつける。

 これは、「魔女地獄 〜古賀新一傑作集〜」というタイトルのマンガにおさめ
 られている「変身妻」という作品。
 この、カカア天下ぶりが面白くて、このマンガを紹介したいのではい。実は次
 の場面のぶっ飛んだ展開にある。

 「あなた,、出かけてくるわ。 今日も夜おそくなるから」奥さんは調子の悪い
 だんなさんを置いて、出て行く。
 そして奥さんは帰らぬまま半月経ち、だんなは街をぶらつき、奇妙な中華
 料理屋を目にする。

 そこには「当店ではどんなに胃が弱くても、 おいしく食べられます」と、書か
 れた張り紙がしてある。
 そこの店主、自らが「さぁ どうぞお入りください」と、店内に案内してゆく。
 そこにはベットがあり、店主により、ダンナは裸になって寝せられる。のんき
 に「どうなってるの これ」と、ダンナは問いかける。
 「つまり胃の手術ですよ」

 店主は、説明する。
 数時間後に、ダンナは感激。
 「うまい!! 脂っこいのも平然と食べられる」
 つまりこの店は、胃の弱い方は胃の手術をして、根本から料理をおいしく食べ
 てもらおうと、いうわけだ。

 実に理にかなっている。そこの店主は説明する。
 「料理というものはいくら優れていても正常な胃袋でないとあじわえません。
 当店としてはあくまでお客様に満足していただくためのサービスでございます」

 そこの中華屋のサービス(手術)を受けてから、だんなは別人のように元気に
 食べるようになる。
 奥さんがいない一人ぼっちの部屋の中でダンナはつぶやく。

 「これで五杯目。なんたる健啖家(けんたんか)ぶり。まるで女房みたいだ」 
 「はっ!!」
 「まさか女房の胃袋じゃ」

 この後、話はまだ続くのだが、ここまでのシーンでサメは相当にこの発想にま
 いった。手術をする中華屋というのも良かったし、食欲が出てめでたしかと
 思えば、消えたはずの憎い女房が、自分の体の一部になっているというのも、
 複雑な心理で余韻が残る。

             
 
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