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  「絞殺魔」と並ぶ実録映画の傑作、「10番街の殺人」

                                          2016年11月08日 23:54

     


        ログ

 ・「君の名は。」より「君の縄」
 ・実録映画・傑作10番街の殺人
 ・高畑裕太・強姦事件の不可解
 ・不可解な連続点滴殺人事件
 ・大竹しのぶの「後妻業の女」
 ・ゴジラで石原さとみ“異次元”
 ・松本・ヒトラーの映画に嫌悪
 ・鴨川つばめと山上たつひこ
 ・鳥越俊太郎・女子大生の前で
 ・能年玲奈がのんに改名裏事情
 ・池田徳信の目黒バラバラ殺人
 ・美しき人の哀しみ・エレジー
 ・阿部祝子さん事件の不思議
 ・高知東生、五十川と薬物逮捕
 ・六本木クラブ襲撃事件で15年
 ・デッドプール・下品で大人気
 ・佐藤宣行・新潟少女監禁事件
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 ・レヴェナント 蘇えりし者
 ・岩埼友宏の神・橋本愛への失望
       
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 ・芸能か将棋か?竹俣紅の選択
 ・歌が心に染みるあやしい彼女
 ・小番一騎の妻が法廷で大放言
 ・殺してない・栃木7歳女児殺害
 ・元少年Aの週刊文春記者直撃
 ・女性の濃密な関係キャロル
 ・マンガ「芸能界 蛭子目線」
 ・ブリッジ・オブ・スパイ
 ・高橋健一が制服に走った背景
 ・大東隆行射殺・2年後の犯人像
 ・小番一騎のチン事件・拒めない
 ・土田芳さん皮剥ぎ事件に同居人
 ・土田芳さん顔剥ぎ取り殺人
 ・診療報酬詐欺_タレント女医逮捕
 ・ジェイシー事件と白い沈黙
 ・天地真理と「老後破産」悪夢
 ・6人殺害のナカダ記憶喪失?
 ・HP・飯島愛の誕生日に閉鎖
 ・川崎有料老人ホーム3人転落死
        
 ・嫌われ山田浩二と3人の女性
 ・山田浩二の少年愛の不思議
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 ・世界最大の不倫サイト情報流出
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 ・少年Aの手記「絶歌」の波紋
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 ・800万円引出し平沢愛美事件
 ・三菱重工ビル爆破テロ40年目
 ・声優のアイコ今度は妹キャラ
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 ・フィリピンで性獣に高島雄平
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 ・その後の関東連合のニュース
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 ・ロバート・ダーストと死者達
 ・アメリカン・スナイパー快感
        
 ・切り刻まれた「黒い看護婦」
 ・うさぎ5時に夢中!降板騒動
 ・パニック映画『新幹線大爆破』
 ・狂気・老女殺害の大内万里亜
 ・後藤健二さんの数奇な人生
 ・世界一うつくしい昆虫図鑑
 ・ユニクロで起きていること
 ・その女アレックス賞6冠達成
 ・新たな橋本愛インタビュー
 ・2015年版「悪魔の人名辞典」
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 ・高倉健死去・最後の映画スター
 ・舞鶴女子高生惨殺・無罪後に
 ・驚愕の手口「詐欺の帝王」
 ・75歳理事長松本義峯の無理心中
 ・体重120キロラーメン殺人事件
 ・バイブの発明「ヒステリア」



 10番街の殺人

  ◎ 「10番街の殺人」 1971年 イギリス
  監督: リチャード・フライシャー
  出演: リチャード・アッテンボロー、 ジョン・ハート、 ジュディ・ギーソン
 
 アメリカ・ボストンで女性を性的な暴行を加えた上で、13人も殺害したといわれる
 アルバート・デサルヴォの実録映画、「絞殺魔」。デサルヴォは精神異常でかつ
 二重人格を思わせる人物で、彼を描いた映画「絞殺魔」は人間の怖さと不思議さを
 思わせ、異様な迫力に満ちた映画だった。

 8人の女性を殺した連続殺人鬼の実録映画の「10番街の殺人」は、その同じ監督
 リチャード・フライシャー の作品だと知って、うなずいてしまった。この事件で無実の
 罪を着せられ死刑となった男がいたため、後でイギリス国内で死刑廃止を決定づ
 けたという点でもぼくには忘れられない作品となった。

 元警察官で、郵便局にも努めていた中年のジョン・クリスティ(R・アッテンボロー)
 は、結婚していてアパートの2部屋を貸していた。ある時、そこの2階に若夫婦が
 越してくる。禿で小太りで容貌のさえない中年男にしかみえないのだが、彼は医学
 知識のあるふりをして女性をだまし快楽殺人を行うシリアルキラーであった。

 クリスティは2階を借りた若夫婦の奥さんから妊娠した子供を堕胎したいとの相談を
 受ける。その相談に乗り、医学的処置を施すふりをして奥さんを殺してしまう。その
 罪はだんなのティモシー・エヴァンス(ジョン・ハート)に被せ、裁判でも無罪を勝ち
 取り一時はうまく罪を逃れるのだが・・・・・・・

 クリスティは、普段は人のいい、小心者の容貌のさえない男にしか見えない。しか
 し、ひとたび女性を殺す計画を立てるときから、活き活きと女性に語り、そして殺害
 の為に動き出す。
 殺害の瞬間、目はぎらつき鼻息は荒くなり、獣と化す。

 クリスティが2階の奥さんをまさに殺そうとした当日の、殺害前後の場面の緊迫感あ
 ふれる描き方がいい。

 用事を言いつけ、自分の奥さんを外出させる。 殺しの道具を鞄にしまい、2階の
 若夫婦の奥さんへのお茶を用意をし、いざ、これから殺そうと2階に上がろうとする
 とき、玄関のベルがなる。
 出てみると男の二人組。屋根の修理に来たという。はじめは断ったのだが、その修理
 を始めることになってしまう。男は彼女の殺しをあきらめたかのように見える。

 その時、2階から当の女性の催促が入る。「まだ?」彼女は、子供を堕ろす処置を今日、
 してもらえると覚悟していたのだ。
 結局、男は2階に上がり彼女にふとんに横になるようにお願いする。彼女の口に吸引
 機を装着し、2本の管の一本はガス管につなげ、これを吸わせる。

 彼女は、苦しさと男の異常さに気が付き、その吸引機をはずそうとしてもがく。男は
 彼女の顔面をなぐり、縄ひもで彼女の首をしばりあげ、殺してしまう。と、今度はドア
 にノックの音。彼女の友人が訪ねにきたのだ。「居留守をつかってもだめよ。」と、
 その友達はドアごしに粘る。

 この次から次へと展開するハラハラドキドキがたまらない。また音楽はオープニング
 以外に使っていないので、映画というより、実際の犯人のドキュメント映像でも見てい
 るような気持ちになる。

 1898年生まれのクリスティが45歳の時に最初の殺人を犯したときの感想。
 「最初の殺人にはゾクゾクしたよ。私自身が望んでいた道に、ついに足を踏み入れ
 たのだから───。そう、殺人者への道だ」

 彼は自分の奥さんも手にかける。
 クリスティが住んでいたアパート1階の新しい住人が、部屋の壁の裏から、遺体を
 発見する。そこでようやくクリスティの逮捕に至る。

 クリスティを演じた リチャード・アッテンボローは、監督もやっている有名な俳優。
 日本でもファンの間で、ケンタッキー・フライドチキンの「カーネルサンダースおじさ
 ん」そっくりと親しまれた。

 監督作品としては、「マジック」、「ガンジー」(アカデミー監督賞を受賞)、「遠い
 夜明け」、 「コーラスライン」 などがある。また俳優としても、1966年公開の「砲艦
 サンパブロ」と1967年公開の「ドリトル先生 不思議な旅」の名演技でゴールデン・グ
 ローブ賞を受賞した。また『ジュラシック・パーク』でジョン・ハモンド役を見事に演じ
 た。大活躍な監督であり俳優であったのだが、余生はつらいことが多かったのでは
 ないか。

 3人の子供がいたが、2004年、タイのプーケットで休暇中だった親族がインドネシア・
 スマトラ島沖地震に遭遇し、長女と孫娘を失う。
 2008年に階段から落ちて以来車椅子で余生を過ごしていたという。2年前の2014年
 8月に死去。享年90歳だった。

           

 参照:巨星墜つ!「ガンジー」、「ジュラシック・パーク」の巨匠リチャード・アッテンボロー、90歳で死去

  

 






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