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  犯罪か芸術か?妖しげな魅力の問題作「ヴィオレッタ」

                                          2015年04月20日 23:43

     


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   ◎ヴィオレッタ    (原題:My Little Princess)
   
   2011年  フランス  監督: エヴァ・イオネスコ        
   出演者:イザベル・ユペール 、アナマリア・ヴァルトロメイ、ドニ・ラヴァン


 

 2011年作製のこのフランス映画は、監督:エヴァ・イオネスコの実体験が元
 になっている。 母である写真家(イリナ・イオネスコ)の被写体として4歳の
 頃からヌードを含むモデルとなっていた女優が、その経験を基に母と娘の
 葛藤の物語を自ら監督し映画化した作品だ。

 特に4〜12歳のエヴァさんを撮影したヌード写真は米男性誌「プレイボーイ
 (Playboy)」「ペントハウス(Penthouse)」の欧州版など数々の出版物に
 掲載され、論争の的となった。

 1970年代に世界一有名な親子“と言われたように世界中に知られる
 存在だったが、実はその裏にあった母と娘の壮絶な争いも描かれている。
 今、日本で社会問題化している「母が重い」と悩む母娘クライシスの先駆け
 であったとも言える。

 収入を得る為に、母親が成人になっていない娘に、ヌードモデルをさせる。
 もしくは動画のモデル(女優)をさせるという行為は、日本でも今でもよく聞く、
 なかなかなくならない問題の一つだ。

 自分の子どもの裸の画像を男(44)に販売したとして、20〜40代の母親6人
 が相次いで逮捕された事件が2012年にあった。

 6人は各県に住むでいて面識は全くなかった。男は使用済み下着のオーク
 ションサイトで母親たちと知り合い、子持ちであると気付くと子どものポルノ
 画像を要求するという手口を続けていたという。子どもの裸や陰部を写した
 画像が1枚1,000円、動画が1本1,000〜5,000円で男に買い取られていた。

 母親たちは生活苦を動機に挙げていた。ポルノ被害に遭った子どもたちの
 年齢は、最年長で8歳、最年少は生後7カ月の赤ん坊で、しかも女児が4人、
 男児が3人と性別の見境もなかったとの事。この事件なども実は氷山の一角
 なのだろう。

 でも、この映画の母親(イリナ・イオネスコ)が違うところは、自分で娘の写真
 撮影を行い、芸術的に高いレベルになるように写真を撮っているところだ。

 1977年にイリナ・イオネスコの写真集「鏡の神殿」(Temple aux miroirs)が
 出版された。しかし、母親が撮った娘のヌードということで道徳と表現の倫理
 をめぐって、フランス国内のみならずヨーロッパ中で大きな議論を呼んだ。
 日本でも少女ヌード写真集「エヴァ」が出版された。(※1977年初版時のタイ
 トルは「鏡の神殿」)その事により、娘のエヴァ・イオネスコは、ヨーロッパを
 代表するロリータ・スターになった。

 とは言っても、娘(エヴァ・イオネスコ)の立場から言えば、意に沿わないポー
 ズを強要させられた事が精神的に苦痛だったということなのか。映画では描
 かれていないが、娘は後でこの母親を訴えている。
 
 子供の頃のヌード写真撮影およびその出版について、「子ども時代を奪われ
 た」として母親を相手取り20万ユーロ(約2200万円)の損害賠償と写真返却
 を求める裁判を起こした。
 ぼくが疑問に思ったのは、その訴えるという行為だ。

 母親は娘に対して「あなたを愛しているのよ」と言い母親を拒絶する娘を
 追いかけているシーンがある。映画を観た限りでは、母親を訴えなければ
 ならないほどに、悪い母親に見えない。色気を強調しすぎた写真が娘は嫌
 いだったのか?それにしても学校に、いかにも母親が好みそうな奇抜で
 肌の露出の多い服を娘があえて選択して着ていくのはどうなのか?

 母親は、娘の幼さと美しさを写真という表現を武器として世に出た。
 そのおかげで、娘は普通の子ども時代を壊されたともいえる。
 しかし、 母親の写真集のおかげで、世に出て有名になった娘は、やがてそ
 の体験を基に映画を創り、その映画もカンヌ映画祭で絶賛と非難の話題作
 となる。

 母親が娘を利用して、写真家として認められた事に対して、娘は今度は逆に
 母親の過去の行為を映画のなかで暴き、現実世界では裁判を用いて母親に
 復讐したのか?

 母親を訴えた、その裁判の結果がニュースとして出ている。
 パリ(Paris)の裁判所は2012年12月17日、写真家のイリナ・イオネスコ
 (Irina Ionesco)被告に1万ユーロ(約111万円)の損害賠償支払いと写真の
 ネガフィルムの引き渡しを命じる判決を言い渡している。

 一方、エヴァさん側が求めていた20万ユーロ(約2200万円)の賠償と、問題
 の写真から被告が利益を得ることを禁じる措置は却下された。
 被告側弁護士は「70年代は今より自由で寛容な時代だった」と主張。エヴァ
 さんが個人的な報復に裁判を利用していると批判していた。

 監督のエヴァ・イオネスコは、母親の写真のモデルの後に、女優や写真家
 の道を歩んでいる。

 女優としては、まず1976年にB級コミックを映画化したソフトポルノ喜劇『Spe
 rmula』と、ロマン・ポランスキー監督の『テナント/恐怖を借りた男』に脇役
 として出演。
 翌1977年には代表作となる『思春の森』(原題 Maladolescenza) に出演し、
 小悪魔的な役で大胆なセックスシーンを演じて世間に衝撃を与えた。

 1981年-)の俳優養成学校に通ったり、アントワーヌ・ヴィテーズに師事して
 大人の俳優としての演劇の基礎を身につけ、これ以降、多くのフランス映画
 で脇役として活躍。またシェローの舞台『砂漠の復活』ほか、舞台女優とし
 ての経験もある。映画出演はすでに40本以上、2003年以来写真家として
 も活躍し、パリで何度か展覧会を開いている。

 エヴァ・イオネスコの写真として、イリナ・イオネスコの手になるもの以外に
 ジャック・ブーブロン撮影による作品が知られている。写真家ピエールと
 ジルの作品「アダムとエヴァ」も有名。

 エヴァの少女時代の写真は世界中に熱心なファンを持ち現在まで幾度か
 出版されている。2004年にはイリナ・イオネスコによる従来のエヴァ写真の
 復刻集成本が世界同時発売され話題を呼んだ。
 パリ在住。インタビューでは、好きな場所は「パリのカフェ」、尊敬する人は
 「母親」と述べている。

 『その尊敬する母親を裁判で訴えた?』こだわるようだが、何か表面では
 見えていない何かがありそうだ。それとも、母と娘で仕組んだマスコミ向け
 のパフォーマンスか?と思えてくるほどだ。

 ところで、映画で描こうとした内容の疑問はともかくとして、主人公を演じ
 た女の子、アナマリア・ヴァルトロメイがとても綺麗だ。
 本作『My Little Princess』のキャスト募集のホームページを彼女の父親が
 偶然見つけたことにより、オーディーションを受けることとなった。これは、
 500人の中から選ばれただけあって、インパクトがスゴイ。

 エヴァ・イオネスコ監督の「他の子役とは雰囲気が違う」という高い評価か
 ら映画出演未経験にも関わらず、ヴィオレッタ役を射止める。無名ながら
 も天使のような美貌から注目され2012年のカンヌ批評家週間部門のポス
 ターモデルを務めた。

 現在は、家族揃ってルーマニアからパリに引越し、女優だけでなくモデル
 も務めるなど活躍の幅を広げているとの事。

 ロリータがどうだとか、母親による被害だとか、何か映画が描こうとしたで
 あろうテーマーが吹っ飛ぶくらいにアナマリア・ヴァルトロメイは、綺麗だ。
 彼女の今後の活躍に期待したい。

          


 参照:ヴィオレッタ [DVD]

  

 






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