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  米で社会現象「アメリカン・スナイパー」、緊迫感の快感

                                          2015年03月14日 22:52

     


        ログ

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◎アメリカン・スナイパー (原題:American Sniper )     

   2014年  アメリカ   監督:クリント・イーストウッド    脚本:ジェイソン・ホール
   出演者: ブラッドリー・クーパー、シエナ・ミラー、ルーク・グライムス


 アメリカン・スナイパー

 吉田拓郎のフォークソング「加川良の手紙」にこんな歌詞がある。

  あの日の映画 ダーティ・ハリーはどうでした
  君はニュースの方が楽しそうだったけど
  クリント・イーストウッドっていいでしょう
  こんども学割で見られたらと思います

 外国の俳優の名前はほとんど覚えられなかったのに、この歌詞で、「クリント・
 イーストウッド」に関しては、名前が一発で記憶できたものだ。歌の力はす
 ごい。 でも、その頃はまだ俳優として名前が出ており、今の監督としての
 大活躍など、想像もしなかったものだ。

 そのクリント・イーストウッドが、37本目の監督作品、「アメリカン・スナイ
 パー」を撮った。イラク戦争に4度従軍し、160人以上を射殺した海外特殊
 部隊の狙撃兵クリス・ カロスの自伝を映画化したもので、アメリカでは大
 ヒットを記録している。
 というニュースをネットで読んでから、「アメリカン・スナイパー」に興味を持っ
 た。

 「アメリカン・スナイパー」は、多くの人から絶賛されている。
 戦争賛美とか、そんなふうに批判的にも言われているらしいが、それも抜群
 の興行成績とアカデミー賞で作品賞、主演男優賞を含む6部門にノミネート
 されたことの前では、霞んでしまうだろう。

 では、この映画のどこがアメリカで問題視されているのか?
 真鍋 厚氏は、その問題点をこのように書いている。

  映画は、基本的にクリスの半生を追う伝記ドラマという体裁なので、何の
  予備知識もなしに鑑賞すると疑問符が付くシーンが多い。

  まず、出てくるイラク人の誰もが「米兵を殺そうと機会をうかがっている
  野蛮人」として描かれていることだ。しかも老若男女が、である。それ
  以外にも、過激派の情報に10万ドルもの大金を要求したり、自宅の床下
  に大量の武器を隠していたりと、悪だくみに余念がない人々に見える。

  つまり、背景が一切説明されていないのだ。
  米本国では、一部の批評家やジャーナリストからこういった部分が問題
  視され、「違法なイラク侵略を正当化している」などと批判されている。

                                   (日刊SPA!より)

 ぼくが新作映画を見に行くときによく参考にしているのが、前田有一氏の
 サイトで、「超映画批評」。この映画を当サイトではこのように称えていた。

 『神が巨匠の作品を借りてアメリカ人に伝えようとしているメッセージ』そし
 て、彼はこの映画に100点を与えている。前田氏の評価ではこの映画は
 完璧というわけだ。

 ここまで書かれると、やはりアメリカで問題視されていることも含めて
 『DVDなどではなく、映画館で誰にも邪魔されず、じっくり観るべき映画なの
 だろう』と、思った。ぼくは一種の暗示にかかってしまった。
 会社帰りに寄った地元の駅前の映画館で観た。
 結果、この映画はぼくの採点では100点とまではいかないけれど、充分に
 楽しめた映画だった。

 映画の冒頭部分で、ライフル銃のスコープを覗いているクリス。
 子どもが母親に思える女性から、爆弾らしいものを渡される。クリスの鼓動
 が激しくなる。ただの子どもに見えるのだが、テロリストにも見える。自分は
 撃つべきか、撃たない選択をするべきか。もし子どもがテロリストで、爆弾を
 使えば、大勢の戦友の死を招く。

 その射撃の場面の緊迫感がよかった。
 じっくりライフル銃のスコープを覗いて、引き金を引くタイミングを計っている
 場面が続く。単純に考えると、変化に乏しいあまり大きな動きのない画面が
 続くわけなのだが、その日常の静寂をやぶるかのような殺しを今、行おう
 としている独得な緊迫感が画面を持たせていた。 今はやりの非現実的な
 派手なだけの銃撃戦にはない、空気が流れていた。

 狙撃兵クリス・カロスの役にはブラッドリー・クーパー。
 クーパーは製作総指揮も務めており、本作にゾッコン惚れた。体重を20kg
 近く増やし、「クリスを録画したあらゆる映像を何度も繰り返し見て、できる
 限りのリサーチをした」と話しており、徹底した役作りを行ったという。

 彼は、最近の映画では「アメリカン・ハッスル」という詐欺師の映画でFBI
 捜査官の役をやっている。この映画をぼくはDVDで観ていたのだが、この
 役を演じていた人とクリス役が同一人物だとは、言われるまでまったく気が
 つかなかった。それだけ、役作りにより別人になりきったとも言えるのでは
 ないか。

 この映画のエンドロールは無音だった。
 これは、居心地の悪いものがあり、ぼくはいい映画の場合は、きっちしエン
 ドロールが終わるまで映画館に居るのだけど、「アメリカン・スナイパー」
 の場合は途中で席を立った。
 後から、知ったのだが、この無音の意味は『「黙祷(もくとう)」に近いものが
 あるのだろう』との事。

 それにしても、84歳でこんな完成度の高い映画を作るとは、改めて偉大な
 監督だ。

          
 参照:84歳のイーストウッド監督史上、最大のヒット作は「良い戦争映画」ではない?

  

 






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