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  血と暴力の中でゾンビのごときしぶとさの役所公司 『渇き。』

                                          2014年 7月14日  23:06

     


        ログ

 ゾンビの役所公司『渇き。』
 「絞殺魔」と超能力探偵者
 塩村文夏の涙にだまされるな
 恐怖の支配・福岡筑後猟奇殺人
 鬼女4人の新宿集団暴行事件
 ・片山祐輔にみごとだまされて
 ・PC遠隔操作事件の小保方銃蔵

 テロ組織女子生徒276人拉致
 ・吉田有希ちゃん事件に犯人

 ・ゾンビの役所公司『渇き。』
 ・恐怖の支配・福岡筑後猟奇殺人
 ・鬼女4人の新宿集団暴行事件
 ・「凶悪」でリリー・フランキー
 ・ベートーベンが泣く佐村河内守
 ・宇多田ヒカルの結婚過熱報道
 ・ゼログラビティの感動をゼロ
 
        
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 ・黒子のバスケ事件36歳男逮捕
 ・今週のバカに朴槿恵で不快感

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 ・バタフライルーム傑作スリラー
 ・土田正道さんの遺体と除去液
 ・連続放火殺人・63歳男の狂気
 ・強姦被害訴えた女性に姦通罪
 ・桜田淳子さん、17年の空白
 ・宮沢りえの女優魂!天才伝説
 
 
 

        

 

  
◎渇き。   

   2014年 日本       監督:中島哲也
   出演者: 役所広司、小松菜奈、妻夫木聡、清水尋也


 渇き。

 中島哲也監督の「嫌われ松子の一生」は、日本映画のなかでぼくのベスト
 10に入る好きな作品。だからその監督の最新作「渇き」も、期待して観に
 行った。

 原作は、「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した深町秋生の『果てし
 なき渇き』。ストーリーは突然、失踪した高校生の娘を元刑事の父親が
 探すというシンプルな話しだ。

 ● 不死身の役所ゾンビ

 前作の松たか子の「告白」は、中島監督の作品としては、正統派すぎて
 上品でもの足りなさを感じていた。今回の作品は、まるで園子温が撮った
 かのような血と暴力とポップス的なセンスがはいっている。
 ひさびさに刺激的で面白かった。でも、ちょっとくどすぎた感じだ。以下、ぼ
 くの不満がどこにあるかを述べていきたい。

 父親を演じた役所広司はよく叫び、暴力をふるい暴力を受けながら、そし
 て血だらけになりながら、画面に出まくる。それも、顔の画面ドアップが多
 い。ぼくは観ながら『そこはカメラをもう少し引いて、全身を見せてよ!』
 と、思わず心のなかで映画にツッコミをしていた。

 そして、役所はフラフラになりながらも、休む事をしない。
 血が飛び散ったスーツも、シャツも着替えもせずにそのまま。後ろから、
 スコップでゴツンと、ぶん殴られても、半殺しのリンチを受けても、ちょっ
 と間があいただけで、何事もなかったかのように、復活している。まさしく、
 「不死身の役所ゾンビ、ここにあり・・・・」という印象だ。

 そんなシーンが続く中で、ファミリーレストランで、オバカそうなぐれた高校
 生の数名に聞き込みをする場面がある。両親で、娘の失踪の件に関して
 話を聞いているのに、高校生が突然、関係のない話に飛んでしまうところ
 や、別の高校生が何の遠慮もせずちゃっかり仲間に加わり、自分もおごっ
 てもらおうとする。さすがのキレキレのゾンビ・役所も押され気味であきれ
 た表情。

 人間、いつもいつもキレて叫んで暴力的でばかりはいられないはず。
 このシーンのような主人公の比較的『静』の場面を、叫びまくりのシーン
 と入れ替えてもらったら、良かったのにと思った。

 ● ちんぷんかんぷんで・・・・・・
 この映画、『静』の場面が少ないだけではなく、『性』の場面も少ない。
 強姦シーンの場面はあるのだが、これは痛々しいだけ。
 魔性の女として出演している娘役の小松菜奈のエッチなシーンもほのめ
 かすだけで、正面から映そうとしない。キスシーンからさらにもう一歩、
 踏み込んだお色気シーンが欲しかった。そうしたら、さらに魔性の女の
 イメージを強化できたのに。

 NHK連続テレビ小説”あまちゃん”で「ユイちゃん」演じた橋本愛も、
 内容からしたら、絡みのシーンを映してもおかしくないのに、それはなし。
 橋本愛は、人形のような出演をそろそろ壊してもいいような気がするの
 だが。

 暴力だらけのシーンが続出なので、いっその事R15なんてとっぱらって、
 R18まで引き上げてほしかった。エロ的なシーンを画面に投入したら、さ
 らに話題性があったし、ぼくの”個人的趣味?”も満たされたのに実に残念
 だ。

 6月24日に『渇き。』の女子高生限定試写会が行われたという。その時の
 デビ夫人の感想が面白かった。

 この映画について、「私は何も知らなくて見たんですけど、ちんぷんかん
 ぷんで、まったく分からなくて、セリフは何言っているのか分からない、何
 しているのかも分からない。この映画の目的とか、何を訴えようとしている
 のか、もう何にも分からない、まったく不思議な映画でした(笑)」
 とアピール。宣伝スタッフも頭を抱えていたとの事。

 
● 初めての映画で6人とキス
 ところで、この映画はどのようなところから、映画化がすすめられていったの
 か?

 原作、深町秋生の『果てしなき渇き』は、中島監督が読んだ直後に映画化を
 熱望したという。

 たまたま書店でこの本を手に取ったという中島監督は、その感想を「悪夢の
 ような小説です」と振り返る。「娘を捜す父親が本当に酷い人間で、長所も、
 娘への愛情もひとかけらもない。近年の日本映画でこんなに酷い人間は
 いないんじゃないか。その男がボロボロになりながら、やがて娘への想い
 を見出していく。その過程にハラハラドキドキした。この男の映画を作りたい
 なと」と、直感的に映像化を意識したという。

 役所広司は、どのような経緯で出演が決まったのか?
 「まずは中島監督が撮るということ」から役所の出演は決まった。「もちろん
 脚本もすごく興味深くて、こんな映画に出てみたい、こんな人物を演じてみ
 たいと思った。俳優はみんな変わった役をやりたいし、いつも同じ役じゃ飽
 きちゃう。なので全く新しい、新鮮な気持ちで現場に入れました」との事。

 今回白羽の矢が立った小松菜奈は、「初めての映画でこんなにも素晴ら
 しい俳優さんたちと共演できることは、やはり貴重な体験。難しい役どころ
 だけど、良いチャンスをもらえてすごくうれしかった。濃くて長い濃密な3カ月、
 撮影中も撮影後もずっと緊張していました」と振り返る。

 「初めて脚本を読んだ時、キスシーンが6人とあるんだなって、つい数え
 ちゃった(笑)。初めての映画で6人とキスシーンというのはやはり衝撃的
 で……。でも一体どんな撮影になるんだろうって、とにかく楽しみでもあり
 ました」と堂々たるもの。

          

 参照:
『告白』以上に賛否両論の『渇き。』のすさまじさ! 小松菜奈がまたスゴイ

   

 






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