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  山羊飼い3人を逃して地獄を見た戦闘 「ローン・サバイバー」
                         

                                          2014年 4月26日  23:30

     


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  ◎ローン・サバイバー             原題: Lone Survivor
   

   監督・ ピーター・バーグ          2013年12月 アメリカ
   出演者:マーク・ウォールバーグ、テイラー・キッチュ、エミール・ハーシュ


 ローン・サバイバー

 「最近,、どんな映画を見た?」
 とは、ぼくがよく聞かれる質問だ。
 でも、とっさに聞かれるため、カラッポの頭の中を風が舞っているような
 状態で、言葉が出なくてけっこうあせる。

 「えーと、ビン・ラーディンの所属していたグループ・・・・・・なんだっけ?」
 と、ぼくは映画より前にそのストーリーの基となる背景を確認しようと
 する。

 「ビン・ラーディンというと、アルカーイダ?」
 「え――――、アルカーイダだったかなあ・・・・・・。」
 いま一つ、確信が持てない。確信が持てないところはすっ飛ばしてぼく
 は説明する。「まあ、ようするにそのグループの一番の悪玉を捕える為
 に、アメリカの特殊部隊が、数名でアラブ圏にヘリコプター使って侵入す
 るんだけど、 出会った村人を助けたら、それが元で、全員死んじゃう
 映画。 見ごたえ あったよ」

 「えー、なんじゃそりゃ?全員死んじゃうの?」
 と、言ってぼくに聞いてきた男はゲラゲラ笑いだす。周りの人までつられ
 て笑っている。
 ぼくはあわてて「いや、全員じゃなかった。一人、生き残るんだけどね」

 そもそも笑わせる為に言った内容ではないのだ。でも、こんな具合にうま
 くストリーを伝える力がないと、名作もただのトンデモ映画(ゲテモノ映画?)
 のように聞こえて、終わってしまう。
 もう少し、話す力(話術)がほしいと、いつも思う。それと、記憶力。
 二つともないから、映画に関して語ってもいつも悲惨な状況だ。

 
● 山羊飼い3人、生かすか殺すか
 話し言葉と比べると、文章はネットなどで確認しながら、書けるからいい。
 ぼくが、話したかった映画は「ローン・サバイバー」という作品。
 米軍がターリバーンに対して行ったレッド・ウィング作戦が、失敗に終わっ
 た実話に基づく異色作。

 2006年6月、タリバーン幹部(アフマド・シャ)の隠れ場所を偵察するため、
 アフガニスタンの山岳地帯に赴いた米国海軍の精鋭、ネイビーシールズ
 の隊員4名の物語。

 タリバーン幹部の一人であるアフマド・シャーはクナル州の山岳地帯周辺
 を拠点に活動しており、約150名ほどの武装集団を統率していた。
 アメリカ軍はこのシャーの排除を決め、ネイビーシールズチーム10を派遣
 することを決定した。
 4名の偵察チームを派遣し、可能ならば狙撃により殺害。不可能であれば
 航空支援による空爆による排除を行う予定であった。

 作戦遂行中に遭遇した山羊飼い3人を拘束しながらも、生かすか殺すか
 迷った末に解放してしまった。山岳によって電波が悪く、前線基地との
 通信連絡が不可能な状況に陥っていたため、判断を上層部に求めること
 ができなかった。軍規に照らせば正しい決断だが、それは山羊飼いの
 通報によってタリバンの軍勢を呼び寄せ、最悪の事態を招く結果となった。

 その内容のみで、映画が終われば、『やはり戦場では情けは命取りになる。
 クールにならなければ生きていけない世界なのだ』
 というありきたりの結論で終わってしまう。 

 ところが、半死半生でようやく生き残った一人のネイビーシールズの隊員
 (ラトレル二等兵曹)は、今度は逆に現地のアフガニスタンの村人達に助け
 てもらう。そして彼を助け ようとしたアフガニスタン人は、その事が知ら
 れ、村人も含めてアルカーイダの総攻撃を受ける。
 彼は6日後に米軍に救出され、ようやく生還に成功した。

 何かその男の行くところ、常に複数名の死人が出て、問題が起きる。
 ある意味、主人公は本当に疫病神のような人物である。
 しかし、よくもあの過酷な状況で生き延びたものだ。本当に感心してしま
 った。まさに、運の強い(?)奇跡の物語だった。

 米軍はラトレル二等兵曹の救出の際に周囲のタリバーンへ空襲による
 攻撃を行った。しかしアフマド・シャー殺害には至らなかった。
 シャーは2008年に逃亡先のパキスタンにて警察によって射殺された。

 
● 監督インタビュー
 この映画の監督・ピーター・バーグは、国際犯罪サスペンス『キングダム/
 見えざる敵』や、『ハンコック』や『バトルシップ』などアクション大作を多く手
 がけてきた。
 彼は今回の映画制作に関して以下のように、インタビューで答えている。

 
−−「今回の『ローン・サバイバー』はとてもパーソナルな作品だそうです
 が、どういうきっかけではじまったのですか?」 


 原作のマーカス・ラトレルによる「アフガン、たった一人の生還」を読んだ
 んだ。それで、ハリウッドの多くの業界関係者と同様、この本につよい繋が
 りを覚えた。

 ネイビー・シールズ隊員で、このアフガニスタンの山岳地帯に降下、タリバ
 ンを監視し、狙撃ターゲットの捕捉をするという「レッド・ウイング作戦」に
 参加したマーカスは、戦争に人間的な要素を盛り込むことに成功していて、
 だからこそ登場人物たちに共感できるし、とてもエモーショナルだ。
 それで、他のハリウッドの連中と同じように、映画化権をくれとマーカスに
 売り込みを行ったんだ。

 
−−ハリウッドには戦争映画がたくさんあって、たくさんのスタイルがあり
 ます。『ローン・サバイバー』を手がけるにあたり、どうアプローチしまし
 たか?


 もちろん原作を参考にした。この本は誰もが読むべきだと思う。とにかく
 暴力的な戦いで、4時間半も続いている。そして、彼の戦闘描写がシンフォ
 ニー音楽を連想させたんだ。あるときは静寂で、落ち着いている。あるとき
 は、アグレッシブで激しくて、ダイナミックだ。

 同じひとつの戦闘でも、強弱があるんだよ。ドンパチを同じ調子で4時間
 やっているわけじゃない。会話を交わす静かなときと、アグレッシブな
 ときがある。それで、マーカスが描写した戦闘を、音楽のようにデザイン
 することにした。それで、彼らの体験をリアルに観客に伝えるためにね。

 
−−この映画では兵士同士の友情が自然に描かれていましたが、あの
 関係をどうやって生み出したのですか?


 マーカスに参加してもらって、ネイビー・シールズのトレーニングを受け
 させたんだ。1ヶ月半、ニューメキシコの山頂で本物の銃と実弾と持たせ
 て、トレーニングさせた。1日8時間、長いときには10時間で、シールズの
 連中とトレーニングを行う。それで、仲間関係が芽生えたんだと思う。

 山登りは疲れるし、装備は重い、でも、マーカスによれば、本物の友情っ
 てものは幸せや心地よさで生まれるものじゃない。友情とは、苦痛と苦難
 で生まれるものなんだ。だから、ぼくらは役者を苦痛と苦難のなかに
 追いこんだ。おかげで、強い友情が生まれたよ。

           
 
 参照:
「本当の友情は苦痛と苦難で生まれるもの」『ローン・サバイバー』
      ピーター・バーグ監督語る


   

 






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