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  後藤健二さんの数奇な人生と人質殺害事件と日本の覚悟

                                          2015年02月02日 23:25
 

     


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   後藤健二

 とうとうジャーナリストの後藤健二さん(47)が殺害されてしまった。
 なんとも後味の悪いニュースで、やりきれなさばかりが残った・・・・・・。

 イスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」が後藤さんを殺害したとす
 る動画をインターネットに公開したことを受け、オバマ大統領が米国時間
 の1月31日、声明を発表した。

 「米国は、ISIL(イスラム国の別称)による日本人ジャーナリスト後藤健二
 さんの許しがたい殺害を非難する」
 「後藤さんは勇敢にも、自らの報道を通じてシリアの人々の窮状を世界に
 伝えようとしていた」と述べた。

 2月5日号の週刊文春では、池上彰氏が、彼との想い出をこのように、
 連載コラムにて述べている。

  私が後藤さんと知り合ったのは、2003年のこと。私が担当していた
  NHKの「週刊こどもニュース」に出演してもらったことがきっかけ
  でした。 アメリカによるイラク攻撃の結果、イラク国内は大混乱に
  陥り、多くの子供たちが悲惨な想いをしている。後藤さんは、この
  様子をテレビカメラで取材位し、リポートしてくれました。

  そこで感じたこと。彼が常に弱い者の見方であろうとしていることで
  した。今回、後藤さんは、先に「イスラム国」の人質になった湯川さ
  んを救出しようと現地に入ったとみられています。

  湯川さんが人質になる前、無謀なことをしないように助言したのに防
  ぐことができなかった。そんな悔悟から、今度は自分の身を危険にさ
  らしてまでも現地に飛び込んで行った。後藤さんらしい行動です。


 ◆ ボディビルジム、「風俗店経営」の証言
 後藤健二さんは数奇な人生を歩んでいる。

 彼の両親が離婚したのは20数年程前。母(石堂順子)さんは彼が高校生
 くらいの時に世田谷の家から引っ越している。健二さんは石堂さん(母親)
 とはかなり長い間、連絡も取っていなかった。母親が家を出て以降、父親
 と暮らしていた。

 1986年に法政大学の社会学部に進学。長年の知人が語る。
 「高校時代からアメフト部に所属し、本人は大学でもアメフトをやってい
 たと言っていました。大学卒業後は、父親の縁なのか、日立製作所の子
 会社に就職した。ところがサラリーマンがいやだったのか、三ヵ月で退社。
 その後は、恵比寿のボディビルジムでコーチとして働き始めたのです」

 ジムのオーナの信頼を得て、恵比寿天の運営を任せられるまでになった。
 しかし1年くらいたった頃、会員の入学金と月謝、合わせて500万円もの
 額が帳簿と合わないことが判明し、ジムを辞めさせられてしまう。

 後藤さんはジム勤務の傍らで、意外なビジネスにも手を出していた。
 「彼は風俗店をやっていたのです。家賃二十数万円の南麻布の高級マン
 ションを借りていて、近隣住民から不動産屋に苦情がきたと聞きました。
 彼の周囲に聞いてみると、うちのジムでも女性をスカウトしていたんです」
 (ジムのオーナー)

 ジャーナリズムの門を叩いたのは20代中盤の頃だった。TBS系列の
 番組制作会社に所属して経験を積み、96年には自身が代表を務める
 映像通信会社「インデペンデント・プレス」を設立した。この頃から、後藤さ
 んが撮影した映像がテレビで流れ始める。

 映像だけではなく、彼は執筆活動にも力を入れ始める。
 2006年には「ダイヤモンドより平和がほしい」(汐文社)で産経児童出版
 文化賞を受賞し、ジャーナリストとしての地歩を固めていく。

 紛争地の取材を続けながら着実に実績を積み上げてきた後藤さんが、
 現在の奥さんと二度目の結婚をしたのは三年程前だった。

 「奥さんは世田谷の進学校から東大へ進み、大学院で都市工学を学んだ
 才媛です。卒業後は国際協力機構(JICA)に就職。OECDに出向してパ
 リに住んでいたこともあって、二人は海外で出会ったようです。
 結婚後、後藤さんは奥さんの籍に入っていると聞いています。二歳と昨年
 生まれた赤ちゃんの二人の娘がいます」
 (フリージャーナリスト)

 記者会見で母親の石堂順子さんが、「奥さんと名乗る方と初めて電話で
 交信いたしました」と明かしたことも話題となった。

 「お母さんは、昨年赤ちゃんが生まれたことも知らなかったと言いましたが、
 健二さんが再婚したことも知らなかったのです。三年ほど前のお母さんの
 誕生日に後藤さんと一緒に食事した時の写真も公開しましたが、それも
 何年ぶりなのか分からないほどだったそうで、疎遠な状態が続いていたの
 です」(知人)

 ◆ 「2人の幼い娘が…」後藤さん妻声明
 後藤健二さんの妻が1月29日、メディアを通じて公表した声明は以下の通
 り。

 私はシリアで組織に拘束されているジャーナリスト、ケンジ・ゴトウ(後藤
 健二) の妻です。彼は2014年10月25日、私の元から奪われました。
 それ以来、私は彼の解放のために舞台裏で休むことなく働き続けてきまし
 た。

 私はこれまで発言を控えてきました。健二の苦境に対する世界中のメディ
 アの注目から、私の子どもや家族を守るためです。

 夫と私には、2人の幼い娘がいます。赤ちゃんの方は健二が日本を離れ
 た時、わずか生後3週間でした。長女はたったの2歳で、再び父親に会え
 ることを願っています。私は2人に、父親を知りながら成長してもらいたい
 と思っています。

 夫は善良で正直な男性です。苦しんでいる人々の姿を伝えようとシリアに
 入りました。ハルナ・ユカワ(湯川遥菜)の状況を探ろうともしていたのだ
 と思います。遥菜の死にはとても悲しい思いをし、彼の家族に思いをはせま
 した。どのような気持ちか、とてもよく分かります。

 12月2日に健二を拘束している組織からメールを受け取り、健二がトラブ
 ルに巻き込まれたことを知りました。
 1月20日に、湯川遥菜と健二の身代金として2億ドルを要求するビデオを
 見ました。それ以来、何度か組織と私との間でメールでのやりとりがあり、
 私は彼の命を救おうと戦いました。

 この20時間で、拉致犯は最新で最後とみられる要求を私に送りました。

 「あなたはこのメッセージを世界のメディアに今公開し、さらさなければなら
 ない。さもなければ次は健二だ。もしサジダ(・リシャウィ死刑囚)が健二と
 の交換のため、1月29日木曜日の日没までにトルコ国境に来なければ、
 ヨルダン人のパイロットは直ちに処刑される」

 これが私の夫にとって最後のチャンスで、夫の解放と(パイロットの)モア
 ズ・カサスベ中尉の命の救出にはあと数時間しか残されていないのではと
 恐れています。ヨルダン政府と日本政府に、2人の命運が委ねられている
 ことを理解するよう強くお願いします。

 私はヨルダンと日本の両政府のあらゆる努力に感謝しています。ヨルダン
 と日本の両国民からの同情にも感謝しています。幼いころ私の家族はヨル
 ダンを拠点にしていました。12歳になるまでアンマンの学校に通っていた
 ので、ヨルダンとその人々に親しみと、懐かしい思い出があります。

 最後に、3カ月間以上、私と娘たちを支えてくれた家族と友人、健二の
 同僚に感謝しています。
 私の夫とカサスベ中尉の無事を祈っています。
 =メッセージは英語。 個人情報に関わる部分を一部割愛。(共同) 
                       ※
 「紛争地域の窮状を伝えた夫を誇りに思う」。と、後藤健二さんの奥さんは
 彼の死が確認された後の2月1日、英国の支援団体を通じて声明を発表し
 た。

 後藤さんの所在がわからなくなってから、2歳の娘、そしてシリアに旅立つ
 3週間前に生まれたばかりの娘とともに、無事の帰国を待ち続けた。声明
 では最悪の結末の知らせについて、「家族は悲しみに打ちひしがれている」
 と語った。

 大きな喪失を感じる一方、「子供たちの目を通して、戦争の悲劇を伝える
 ことが彼の情熱だった」とし、「イラク、ソマリア、シリアなどの紛争地域の
 窮状を伝えた夫を、今もこの上なく誇りに思う」とコメントした。その上で、
 「この困難な数か月間、私たち家族を支えてくれたすべての人に感謝した
 い」と謝意を示した。

 ◆ 日本が覚悟すべきこと〜
 ところで、湯川遥菜さん後藤健二さんの今回の人質殺害事件において、何
 を考えるべきなのか?

 阿部宏行氏が『【日本人がテロの標的になる時代】〜ISIL邦人殺害事件:
 日本が覚悟すべきこと〜』というタイトルで、これから日本がどうしたら
 いいのかを述べている。

 ポイントをついている文章なので、一部抜粋します。

 ISILは日本を標的にしている。この事実を改めて私たちは認識せねばな
 らない。いくら、日本はアメリカや他の西欧諸国とは違うと言ったところで、
 テロリストには全く通じない。日本が有志連合に入っている
 時点で、既に標的になっているのだ。ISILは、日本の理屈が通じない相手
 なのだ。そういう立場に日本は置かれている。

 何故、ISILだけでなく多くのムスリムがアメリカを敵視しているのか。何人
 の日本人が答えられるだろうか?それはアメリカがイスラエルを軍事的
 にも経済的にも支援し続けているからだ。

 イスラエルが建国され多くのパレスチナの同胞たちが殺害され続けてい
 る。日本はそのアメリカの同盟国である時点で、敵視されても仕方ない
 面があった。“日本は中東圏で人道支援しかしていないのだから、アメ
 リカとは違う“という理屈はISILには通じない。

 では日本はどうしたらいいのか。まず、私たちに出来ることは、中東情勢を
 よく知ることだ。イスラームとはどのような宗教なのか。何故、イスラエル
 を敵視しているのか。シリアの内戦は何故終わらないのか。
 ISILはなぜ生まれたのか。

 日本はどれほどエネルギーを中東に依存しているのか。イスラーム世界を
 異質なものとして忌避するのではなく、理解をすることからすべては始ま
 ると思う。

 残念なことだが日本だけ「われ関せず」、という立場を貫き続けることはも
 はや不可能になった。そうした認識の下、私たちはテロが増殖・拡散し
 続ける国際社会の下、どう行動したらいいのか、国家レベルで議論すべき
 なのだ。

          

 参照:【日本人がテロの標的になる時代】〜ISIL邦人殺害事件:日本が覚悟すべきこと〜
     「2人の幼い娘が…」後藤さん妻声明全文 (共同)

   






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