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  人気作家・中村うさぎ:あの時に死んでいればよかったと思う

                                          2014年 3月09日  22:13



  



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 中村うさぎ
 一度、聞いたら忘れられないペンネームだ。そして彼女が書いたエッセー
 の数冊をぼくは読んでいる。

 ● 女王様はクビになった
 買い物依存症に始まり、ホスト狂い、全身整形、デリヘル嬢体験など、それ
 ぞれその時の体験を元にエッセーを発表している。

 買い物依存症の時には、「だって、欲しいんだもん!―借金女王のビンボー
 日記」、 ホスト狂いの時は『さびしいまる、くるしいまる。』、
 整形の事を書いた『美人になりたい―うさぎ的整形日記』、デリヘル嬢体験
 などの『私という病』など・・・・
 読むたびに、『何て壊れた人生だ!』とあきれるやら圧倒されるやら。

 他の女流作家では味わえられない彼女独自の体験エッセーだ。
 壮絶なエッセーを書くために、自らを犠牲にして火の中に飛び込んでいる
 ようにも思えてくる。

 ユーモラスには書いているが、内容は重い、でも1冊読み終えてしばらく
 するとまた新たなエッセーを読みたくなる不思議な魅力を持っている。
 週刊文春でも彼女は「さすらいの女王」というタイトルのエッセーを連載し
 ていたのだが、近々それが終了する事を書いている。

 『このたびこの連載が終了することになった。長い間、ご愛読ありがとう
 ございました。ま、要するに女王様はクビになったわけである。女王様の
 エッセイに金を払う価値がないと判断されたのであろうし、それはクライア
 ントが決めるべきことであるのだから、べつにクビになるのは構わない。

 ただ、この女王様のくだらないエッセイを楽しみにしてくださっていた読者
 の方々もいらっしゃるので、連載終了以降は、独自に有料メルマガという
 形で、この「女王様シリーズ」を書き続けていこうと考え、目下準備中であ
 る。』 と。
 

 ● 数分程度の心停止と呼吸停止
 彼女は去年の2013年7月、体調を急にくずした。その時の事が以下のよう
 に、ニュースになっている。

 7月下旬ころから吐き気、下痢などの体調不良を訴え、8月に入ってから
 手の震えや歩行障害など、症状がひどくなったため入院。
 8月21日付のブログには、こう綴られている。
 〈医者はギラン・バレー症候群を疑ってて、もしギラン・バレー症候群なら
 めっちゃ珍しい難病らしいわ〉。

 9月17日付ブログには、さらなる病状の悪化が友人である美容整形の
 担当医により、代筆でこう書かれていた。
 〈うさぎさんの現状報告です。午後1時ごろ、病状が急変し、数分程度の
 心停止と呼吸停止を起こしたようです。すぐに救急蘇生をしたため心拍は
 戻ったようですが、現在、大学病院のICUに入室しています〉。

 現在もそうなのかは、はっきりしないが車イスの生活になったと書いてい
 る。一時期は、生命すら危ぶまれた。
 今回、連載が打ち切られるのは、その体調を考慮して決定された事なの
 ではないか。

 彼女は、病院で意識が遠のき死に近づいた時の事を回想し、
 『「あのまま死んでいればよかった」と、たびたび思う』と月刊誌「新潮45
 (3月号)」に書いている。

 ● 生きていくことは、いいことなんかひとつもない
 自分の従妹が自殺したことにも触れている。
 『三年ほど前に、私の従妹が自殺した。その前日あたりに一度自殺を試み
 て失敗し、二度目でようやく成功した。私には、彼女の気持ちがよくわか
 る。死んだ方がラクになれると彼女が本気で思ったのであれば(おそらく
 そうおもっていたに違いない)、
 

 それはそれで「死」が彼女を救ったことになる。この世には「死」に救われ
 る人間もいるんじゃないか?』
 
 『この世には「極楽」なんてない。「地獄」と「砂漠」しかないいのだ。それ
 が現実というものなのだ』
 と、ずいぶん悲観的な人生観を述べている。
 なぜ、彼女の従妹は、死を選んだのかが説明されている。

 『彼女は若い頃は上昇志向の強い野心家で美貌の女社長であったが、
 五十歳前後あたりからホルモン治療の副作用によって急激に肥満し、
 美貌も衰え、家に引きこもるようになった。会社はあっという間に傾き、
 片腕と頼りにしていた部下にも裏切られて、自己破産寸前まで追い詰め
 られた。その当時の彼女の苦しみを想像すると、激しく胸が痛む。』
 

 『葬式の後、破産寸前だったあなたが有料の出会い系サイトにハマって
 200万円ほどの借金を新たに作っていたという事実を知った。相手はイケ
 メンの医者という触れ込みで (←嘘に決まってるが)、彼女と何度もデート
 の約束をしてはドタキャンし、そのたびに彼女はサイトの有料クーポンを
 購入して、彼との繋がりを維持しようとしていたそうだ』

 『彼女の心にポッカリと空いた穴の大きさを、私は想像する。覗きこんだら
 誰もが戦慄してしまうような暗くて深い穴だ。彼女はそれを埋めようと必死
 だった。そして、 それが永遠に埋められないことに気づいた時、自らの死
 を決意したのだった』

 しかし、中村うさぎは 何度も自分の壮絶な体験を書いてきて、そこを乗り
 越え、そして最後の結論が「生きていくことは、基本的に辛くて苦しいことな
 のである。はっきり言って、いいことなんかひとつもない」
 これでは、ちょっと寂しすぎるではないか。

 ● 『美人とは何か? 美意識過剰スパイラル』がランキング3位
 でも、最近のニュース(2月28日付)で彼女の書いた電子書籍『犬女』が
 iBooksランキング【総合】2位を獲得したという記事が出ている。
 (3月9日の順位は5位となっている。)
 また、彼女の別の電子書籍『美人とは何か? 美意識過剰スパイラル』が
 Kindleストア 【社会学】ベストセラーランキング3位を獲得したという。
 (2014年3月8日(土)20:00時点)

 彼女はまだまだ、人気作家であることが証明されているのだ。
 「この世には「極楽」なんてない」などと、結論づけず、体調に気をつけて
 元気になって、新たな作品にとりかかってもらいたいと僕は思う。

 悲観的な事ばかりではなく 彼女自身も新潮45エッセーの中で、生きて
 いく意志を書いている。
 『バカはしななききゃ治らない」と言うが、私に言わせりゃ「どうせ死なな
 きゃ治らないのなら、生き続けることでとことんバカを証明してやる」といっ
 た心境なのである。
 破れかぶれ?そうかもしれない。開き直り?確かにそうだね。だけど、そ
 れが何?戦うことでしか人生に意義を見出せない人間がいたって、べつに
 いいでしょ。

 それが生きることのモチベーションになるんなら、ボロボロになるまで戦い
 続けてやる。 周囲の人には迷惑かもしれないが、そんなの知ったことか。
 私の人生は、私のためにあるんだから。私が私のために生きなきゃ、誰
 が私の代わりに生きてくれるって言うのよ?
 納得するまで思う存分、自分のために生きさせてもらうわ。あの悪意に満
 ちた神に 「何故、私は生き残ってしまったのか?」を問うためにもね。」

          

 

 参照:【話題沸騰!!】電子書籍『犬女』(中村うさぎ=著)がiBooksランキング【総合】2位を獲得!!  
      新潮45

     週刊文春 2014年3月13日号

   


    






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